フロントフォーク オーバーホール A

フロントフォークのオーバーホールです。分解して掃除をして部品交換を行えば完了ですが、レストアですのでケースの磨き及びクリヤー塗装を行う必要があります。オーバーボールするよりケースの磨きと塗装が手間です。今回は磨いた後のケース塗装を焼き付け塗装で仕上げさせて頂きました。石などの当たる部位でもありますので、ウレタン塗装より飛び石による剥が少なく済みます。また、旧車のフロントフォークはオイル量が少量です。400Fの場合125cc。オイル量が少ないので跳ねた時の納まりが悪いです(作りがこう言う物ですから多く入れても意味有りませんが)。今時のバイクと比較しても仕方ないですが、旧車は路面に合わせピョコピョコ跳ねている感が強く感じられます。こんなところ一つ取っても工業製品は進化が凄いです。今時の車両は路面を捉えてピタッと走りますからね。しかしバイクの良し悪しはスムーズさや高性能だけでは語れない部分が多いです。だからこそこんなにも旧車が人気なのでしょう。私もバイク乗りとして今時の車両より旧車が好きです。旧車は高性能でなくてもアジが有って良いこれに付きます。