磨き
今年も余すところ1日となりました。あっと言う間の1年だったように感じます。歳を取ると1年が早いと言いますが、確かに年々早くなって行く気がします。さて本日はフューエルタンク塗装後の磨きの話です。

塗装を行った後に磨きと言う作業を行います。何のために行っているのかと言うと、塗装ブース(塗装専用の部屋)で塗装をしても埃が複数個、必ず付いてしまいます。数千万円もする塗装ブースでも埃を付けずに塗装する事はまず不可能です。何故なら塗装する人が動くからです。塗装服をエアブローして埃を落としてもこれが駄目なんですね。と 言う訳で、埃を取るための作業と合わせて塗装の塗肌を整える作業が磨きです。バイクの塗装肌は車と違い、塗り肌があまりないので、埃を取りながら塗り肌も消して行きます。どうやって埃や肌調整を行うのかと言うとペーパーを掛けて調整するんです。色々な番手のペーパーを使用しますが・・・。その後はコンパウンドによる磨きです。

専用のポリッシャーとコンパウンド、バフを組み合わせて磨きます。いかにペーパー目を消して行くかです。最初は粗いコンパウンドと良く削れるバフを使用して磨き、その後に粗いコンパウンドの跡を細かいコンパウンドで消します。そんな感じの繰り返しで、ビカット仕上げちゃいます!!

磨きはとても重要な作業です。外注任せでは自分の納得行く仕上げに中々ならないです。磨きの道具(ポリッシャー)やコンパウンドやバフにも拘りをもって作業を行っています。バイクのレストアには塗装は欠かせない作業ですから^^
本年も沢山の方々にお付き合い頂きありがとう御座いました。今年弊社のバイクを購入して頂きました方々、修理を行わせて頂きました方々、有難う御座いました。楽しいバイクライフの一助になっていれば幸いです。来年も安全運転でバイクを楽しみましょう。それでは良いお年をお迎えください^^

