クランクラッピング&メタル合わせ

まずはクランクの曲がり確認です。かなり優秀なクランクでした。曲がりの確認は必ず行わないとね^^

クランクのラッピング処理です。旋盤にクランクを取り付け磨きを行います。古い車両ですので軽微な傷はあるものの問題なく使えそうです。

これがクランクメタル!5か所なので10枚になります。本来クランクに書かれている数字とクランクケースに彫られているアルファベットを合わせてメタルの種類を選択します。しかし、ご存じの通りCB400Fのクランクメタルは2種類しか既に出ません。最悪どうしても合わない場合はクランク又はクランクケースを交換してみるしかない状況。メタルを再販して頂けると助かるのですが・・・。

プラスチゲージを使用して隙間の確認をします。樹脂の糸のようなもの(プラスチゲージ)をクランクのジャーナルに貼り付けクランクケースを指定トルクで締めます。再度クランクケースを開け、プラスチゲージのつぶれを専用のゲージで測定し、隙間がどのぐらいなのか確認をします。規定値に入っていればOKです^^今回は全てのジャーナル部がOKでした。良かったです^^

次はコンロッドメタルの合わせです。コンロッドは4か所ですので8枚です。クランクのジャーナル部と同じ要領でプラスチゲージを使用し隙間確認を行います。こちらは各種メタルが出ますので最初にクランクピンとコンロッドの太さ、大きさ測定し、基準値に合うメタルを注文すれば計測が間違っていない限り問題なく隙間は規定値に入ります。余談ですがコンロッドとキャップを接続するボルトとナット整備書に書かれている通り必ず新品に交換です。交換しないで既存のボルトを使用している方も多いようですがトラブルの元です。安く販売するには部品を交換せず再利用する事により随分と削減でき車両売価を安くできますが、勇気が必要です(笑)弊社では部品が出る限り交換部品は交換するようにしています。

プラスチゲージのつぶれをゲージを使用して確認し、規定値に入っていれば終了です。最後にプラスチゲージのつぶれた後は必ず拭取っておきます。これで腰下のオーバーホールも後少しです。